検査・治療

ホーム  >  検査・治療  >  男性因子

男性因子

男性の検査はまず、精液検査を行うことになります。3~7日間の禁欲期間の後に、精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の奇形率などを調べます。
不妊症の原因を調べた統計では、約25~30%の割合で男性の精子に問題があるといわれていますので、不妊症でお悩みの方は女性だけではなく、男性も必ず精液検査を受けてください。

原因

さて、男性側の不妊症の原因ですが大きく分けて以下のようです。

乏精子症

1mlの精液中に2,000万個以上の精子が存在するのが正常値とされており、これ以下の場合を乏精子症といいます。この場合自然妊娠の可能性が低くなるといわれています。

精子無力症

精子運動率の正常値は50%以上とされており、これ以下の場合を精子無力症といいます。
この場合は自然妊娠の可能性が低くなるといわれています。

無精子症

精液中に全く精子が認められない場合を無精子症といいます。無精子症は非閉塞性無精子症と閉塞性無精子症の二つに分けられます。

非閉塞性無精子症:精巣で精子が十分作られていないために、精液中に精子がでてこないこと。

閉塞性無精子症:精巣で精子は作られているが、精子が射精されるまでの通り道が詰まっていることで、精液中に精子が出てこないこと。

射精障害

勃起不全などにより性交渉や射精ができない場合。脊髄損傷などで射精ができない場合。

無精子症と診断されたら

1回の精液検査で判断するのではなく、再検査されることをお勧めします。
1回目の精液検査で精子が認められなかった場合でも、再検査することで精子が認められる場合もあります。
それでも精液中に精子が認められなかった場合は、手術により精巣の組織を一部取り出すことで精子を得られることがあります。精巣内から精子が回収できた場合は、顕微授精による治療が可能となります。
当クリニックでは、関連病院である府中病院にて手術(精巣内精子採取術:TESEおよび顕微鏡下精巣内精子採取術:MD-TESE)を行っています。

脊髄損傷などによる射精障害の方へ

電気刺激による射精を行うことも可能です。
当クリニックでは、連携病院に電気刺激精子採取法(Electro ejaculation;E.E)を依頼しています。
これによって、非侵襲的にご自身の精子を採取することが可能です。採取後、当クリニックにおいて人工授精または体外受精、顕微授精を行います。